The Maestro
ブランコはおそらくバリに暮らす芸術家のなかで最もその名を知られる有名な存在だろう。壮大なる彼のアトリエは、チャンプアン川を見渡す山頂に位置する。バリ建築のなかにも彼の母国であるスペインの雰囲気が感じられるこの華麗な建物には、彼の長いキャリアの中で移りかわっていく興味深い作品のコレクションが展示されている。生前のブランコには、毎日世界中から多くの人々が訪れていた。自分自身を「華麗なるブランコ」と呼んでいた創造性豊かな才能をもつ芸術家からは、強烈なカリスマ性があふれ出ていた。

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ブランコの人生や彼の作品は非常に刺激的であったため、インドネシアの映画会社は彼の伝記をもとに映画を作成した。当初、映画は「アピ・チンタ・アントニオブランコ」というタイトルで、テレビのシリーズで紹介された。1998年、作品シリーズはインドネシアの映画フェスティバルでヴィディア賞を4つ獲得している。

この短編シリーズの成功を受け、プロデューサーは大型スクリーンに変更、タイトル「カラー・オブ・ライフ」が完成した。どのバージョンにも様々なアングルが使われ、物語の様式になっている。短編シリーズは第三者の視点から描かれたものだったが、映画ではブランコの人生を長女の視点で物語っている。

映画はブランコの人生をドキュメンタリータッチで作成され、彼の火葬儀式の様子も含まれている。「アピ・チンタ・アントニオブランコ」「カラー・オブ・ラブ」のどちらの作品もディレクターはインドネシアのベテラン女優、リマ・メラティが務めている。若い頃のアントニオブランコを演じたのはベルギー人俳優のマイケル・パス、ビアンコの妻ニロンジ役にはニ・クトゥット・メラティが抜擢された。短編シリーズはマイケル・パスが1998年のインドネシアシネマフェスティバルで特別賞を受賞するなど、多くの賞賛を浴びた。

*写真提供 ジャタユー・チャクラワラ フィルム&ビデオ社

 

Antonio Blanco

DRAMATIC LOOK......BLANCO 1

DRAMATIC LOOK....BLANCO BALI